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2019年6月29日 (土)

「おとなびWEBパス」旅行 第2日目 ② 「一万三千尺物語」編

 10:40 列車入線。いよいよ、今回乗る「一万三千尺物語」の列車が入線してきました。この列車は、「あいの風とやま鉄道」が運行する観光列車です。一万三千尺とはメートル法で約4,000m。立山連峰(標高3,000m)と富山湾(深海1,000m)の高低差を表しています。「雄大な立山連峰から世界で最も美しい富山湾まで。富山の魅力が体感できる、奇跡の高低差4,000mの列車旅。」が、この列車のコンセプトです。

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 扉が開いたので、中に入ってみます。

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 富山の各市町村の特産品を2号車内のディスプレイにてご紹介しています。

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Kaunta

 一号車です。大きな窓のカウンター席が」あります。私の席もこのカウンター席です。

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 2号車は、厨房と売店があります。今日提供される料理も、ここで調理され、出来立てが提供されます。入線時、板前さんが鮨を握っていました。3号車は、2人掛けと4人掛けのテーブル席です。上記4枚の写真はホームーページに掲載分です。

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 今回私が取った席は、カウンター席8席ある中で、車両先端部から3番目の14Eという席でした。しかし、乗車すると13,14,15のみ予約されていて、9~12までが空席の状態でした。そこで、アテンダントさんから真ん中の私に、「空いてる席に移りますか?」と提案を頂き、喜んで10Eの席に移らせて頂きました。1号車はのテーブル席は満席でしたが、カウンター席は余裕があるみたいです。まあ、普通このような列車に乗りにくる場合、家族やお友達など複数で来られる場合が多く、私みたいお一人様は余りいないみたいですね。今回のお一人様は、3人のみという事です。

 この列車は、午前便(1号)と、午後便が(2号)があります。コースは、1号は「富山駅」を出発後、東に向かい「泊駅」まで行き、折り返し「富山駅」に戻るコースです。料理は「富山湾鮨コース」です。所要時間2時間7分です。

 一方2号は「富山駅」を出発後、西に向かい「高岡駅」へ、折り返し「黒部駅」へ、再度折り返し「富山駅」に戻ってくるコースです。料理は「懐石料理コース」です。所要時間は2時間26分です。

 旅行代金はどちらも、通常プランで12,800円、お土産付きプランで14,800円です。私は、お土産付きプランで申し込みました。降車時、富山の名産が入ったお土産(中身は実際に乗って確認してください。)がもらえます。1号車の場合半分ぐらいの人がお土産を貰ってました。

 11:00 富山駅出発。ホーム上の駅員さんや、一部のお客様の手振りに見送られながら、列車は定刻に「富山駅」を出発しました。

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 まず、ウエルカムドリンクが運ばれてきました。予約時に、「スパークリングワイン」か「アップルジュース」を伝えているので、スムーズに提供されました。私は、アップルジュースをお願いしてました。

 この列車は、アテンダントさんの他に、富山を熟知する運行ガイドさんが乗っており、富山の風土・歴史・文化などの小話を交えながら、車窓からの風景や観光案内をして頂きました。

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 今回は、真ん中の女性の方が、ガイドに付いてくれてました。軽快な喋りで、私たちを飽きさせず楽しいガイドでした。一般的な観光列車の観光案内は、決められた案内文を、その場所で読み上げる定型タイプですが、専用のガイドさんの場合、その時の状況(天気やお客様の反応)によって、適切な案内がされるので、余計に楽しく感じます。四国でも、今まで「しまんトロッコ」や「志国高知幕幕末維新号」に地元のガイドさんが乗ってきて、観光案内して頂きました。

 いよいよ、食事の時間です。

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 先ず最初に提供されたのは「茶碗蒸し」です。器もとても趣のあるものでした。勿論、熱々で出てきました。厨房付き車両の特権ですね。

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 次に、メイン料理です。1段目は料理3品。2段目はお寿司8巻です。

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 どれも美味しかったですが、特に「白エビの天ぷら」は、とても美味しかったです。お寿司も握って時間が経ってないので、ネタも新鮮でアッという間に完食しました。少し物足りない量ですが、今日はこの後もう一本乗るので、我慢します。

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 今日は、雨は降っていませんが、生憎の曇り空で、メインの景色の立山連峰が見えません。ガイドさんも申し訳なさそうに「本来なら、こういう景色が見られます!」と、ポスターを見せて頂きました。

Itimanイメージ写真です。

Dsc01996  この写真は、5月22日北陸新幹線グランクラス乗車時、新幹線の窓から撮影した写真です。だから、私は一度見ていましたので、今回は料理を堪能するのに専念します。

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 11:51 泊駅着。2番線に止まりました。この2番線の同一線路上に「えちごトキめき鉄道」の「直江津行き」の普通列車が縦列に停車しています。この駅は運転系統上「あいの風とやま鉄道」と「えちごトキめき鉄道」の境界駅の扱いになっています。

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 記念写真を撮りました。

 12:06 泊駅出発。列車は今来た線路を折り返し、「富山駅」を目指します。

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 食後のデザートです。コーヒーか玉露茶が選べるのですが、コーヒーを選んでしまいました。生菓子ならお茶の方が合っていましたね。

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 途中、蜃気楼の見える街の「魚津駅」に数分停車。

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 金沢総合車両所富山支所の横を通り、「富山駅」に戻ってきました。最初危惧していた遅れもなく、スムーズに北陸新幹線に乗り換えが出来そうです。

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 13:07 富山駅着。写真は、北陸新幹線のホームから見た「一万三千尺物語」の車両です。

 この列車の感想は、ガイドさんによる軽快な観光案内、アテンダントさんの親切な応対、そして調理したての美味しい料理の三位一体の気持ちの良い列車旅でした。これに、立山連峰の雄大な風景が見られれば、言うことがなかったのですが。まあ、また機会があればもう一度乗ってみたい列車でした。次は、2号ですね。

 ここ、「富山駅」から北陸新幹線に乗って、「糸魚川駅」に向かいます。この話は、次回に。

 

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